「全国高校総体柔道競技」を終えて

島根県柔連盟会長

山 藤 哲 夫

 平成28年度全国高校総体柔道競技(2016情熱疾走中国総体)は、島根県柔道連盟会員の皆様をはじめ、多くの県民の皆様のご支援・ご協力により無事終了することができました。大会においては、本県選手の活躍も見られ、大会運営もつつがなく終える事が出来ましたことをこの紙面をお借りしお礼申し上げます。

 これまで本県では、昭和57年島根国体(くにびき国体)、以降全国中学校柔道大会3回(平成元・13・22年)、全国高校総体2回(平成7・28年)と全国大会を開催してきました。これは、くにびき国体を終えた岩見裕至理事長(元県柔連会長)が「今、国体開催と言う舞台の緞帳を見事に引き上げることが出来た。これからは、ポスト国体という名の外題を、立派に演じなければならない。くにびき国体成功と言う自信は、ポスト国体推進の大きな原動力になると思う。くにびき国体にかけられた団結、情熱、勢力、募金は、いつまでも引き継がれ、より発展させなければならない」と表明され、その意思を引き継ぎこれまで全国大会を開催してまいりました。

 また、島根県は2030年頃再び国体を誘致する方向で動いております。島根県県柔道連盟としても引き続き国体開催に向け、組織の充実、競技人口の拡大、選手強化を図らなければならないと考えております。まずは、全日本柔道連盟少柔協の協力を得ながら「少年柔道教室」を核として小学生柔道の普及振興に努め、継続した指導・強化を行って国体に繋げた
いと考えております。

 さて、嘉納治五郎師範が創設した柔道は、競技スポーツとして強くなるだけでなく、柔道を通して人格形成を目指した「人間教育」の場でもあります。島根県柔道連盟は、全日本柔道連盟と協力し「柔道マインド(礼節・自立・高潔・品格)」を進めております。特に少年期には柔道の基本である礼法や正確な受身を身に着け、健康で安全に修行を重ね、社会に貢献できる人間形成を目指しております。そのためにも、私たち指導者は子供たちや保護者の方々と相互の信頼関係を構築し、連携を取ることが必要と考えております。

 おわりに、これからも皆様方の期待と信頼にお応えすべく精進してまいる所存でございます。引き続き温かいご理解・ご支援を戴きますようお願い申し上げます。

 

「柔道事故ゼロ運動」の実施